2点目に、
総合計画の策定時期についてであります。
第7次
総合計画が、
平成13
年度を
初年度として策定され、本市の
まちづくりの総合的、基本的な方針が示されました。現在も本
計画を基本としつつ、「明るくにぎわいのある
まち鳥取」を目指して、具体的な
施策が積極的に推進されておることについては一定の
評価をいたしております。
しかし、本
計画は
平成13年6
月議会の
議案として上程されましたが、このときは既に、本
計画の
初年度に当たる
平成13
年度の当初
予算は
平成13年3
月議会において
可決をされ、
執行されているという
状況にありました。本来、
計画と
予算は一体的なものとして考えることから、
議案は
当該年度の当初
予算と同時に、あるいはそれ以前に上程されるべきではないかと思うものであります。今後、
総合計画は適正な時期に策定されるよう望むものであります。
3点目に、未収金問題についてであります。
市税、
負担金、
使用料、
手数料等の
未収金徴収事務につきましては、
夜間徴収などの
徴収嘱託員の
戸別訪問等により、
収納率の
向上に向けた
関係部局の御
努力には
敬意をあらわすものであります。しかしながら、
平成13
年度において、
一般会計、
特別会計を合わせた
不納欠損額が約1億5,830万円生じており、前年に比べ約3,764万円、率で31.2%増加しております。
長引く
景気低迷による
企業業績の
悪化や、
雇用環境の
悪化等による厳しい
情勢ではありますが、
負担の
公平性の原則から、引き続き
滞納者の
理解と協力を求め、適切な
納付指導等、
納付者のさまざまな
状況を把握しながら、
収納率の
向上に取り組んでいただくよう要請するものであります。
4点目に、
外郭団体への
事務事業の
委託の問題であります。
行政サービスの増大に伴い、
外郭団体への
事務事業の
委託量は増加しております。近年の
社会情勢の変化などを背景に、
民間等の
役割分担や
経営等にさまざまな問題が生じております。
外郭団体の
財務及び
会計は適正に処理されているのか、
委託の意義、
効果は上がっているのか等の
視点から、
外郭団体への
指導監督も含めて、
委託内容をさらに検討されることを要望するものであります。
5点目に、
市民に対する
各種助成、
申請、
減免等の
PRについてであります。
本市が行うさまざまな補助や
助成制度の
活用、あるいは
減免制度については、
市民に広く周知するため、さまざまな方法で
PRをされております。しかしながら、
申請減免等については、個別に窓口で印刷物の配布を行ってはいるものの、まだまだ
PR不足の感は否めません。今後、より一層
市民に対して
各種制度の
PRの推進を望むものであります。
6点目に、
鳥取産業体育館の市の
負担の問題であります。
商工費のうち、
鳥取産業体育館の
補修工事負担金として、
平成13
年度に5,538万8,000円を
負担されております。これは、昭和53年に
鳥取県と
鳥取県
福祉事業団及び
鳥取市の三者で
締結された
覚書に基づき、3分の1の
負担をされたとのことですが、
鳥取産業体育館は県の
施設であり、広く県民に開放された
施設であります。市内の
県営施設との均衡を考えても、
覚書を早急に見直しすべきと考えます。
7点目に、
吉岡温泉の
温泉権取得についてであります。
吉岡温泉の
活性化のため、
平成13
年度から10年間、
歳出の
合計1億4,400万円で
温泉権を取得されています。
権利取得後の具体的な
活用策はいまだ検討中であるとのことですが、本来、
予算は
目的があって投資すべきであります。投資をしていて
活用されていない現状は問題であります。観光や
福祉などさまざまな分野における
有効活用が考えられますが、減少一方の
温泉利用者のことを考えれば、夢のある
吉岡温泉活性化、さらには
鳥取市全体の
活性化につながる
活用策を早期に策定されるよう望むものであります。
最後に、
決算認定の
提案時期についてであります。
決算の
認定につきましては、
地方自治法第233条第3項の規定により
議会の
認定に付されるものであります。現在の
財務会計は、
コンピューター等の
活用により、以前に比べて著しく効率化されており、
決算の調整の短縮は可能と考えます。今後においては、
当該年度の
決算を
認定するに当たり、次の
通常予算編成に反映させるため、
議会の
認定に付する時期を早めていただきたいものであります。
以上、8点について、指摘、要望してまいりましたが、
市町村合併、
少子高齢化、
景気の
低迷、
地球環境問題等、
鳥取市を取り巻く
社会、
経済情勢は変化しております。
市民が夢を持てる確かな将来ビジョンを持ちながら
市政運営に努められるよう要望して、
決算審査特別委員会の
審査報告を終わります。
◯三谷
伝議長 これより、
特別委員長報告に対する
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
◯三谷
伝議長 質疑なしと認めます。
これより、
討論に入ります。
通告により、
発言を許可します。
4番
寺垣健二
議員。
〔4番
寺垣健二
議員 登壇〕
◯4番
寺垣健二
議員 私は、
議案第125
号平成13
年度鳥取市
歳入歳出各
会計決算認定に対し
反対いたしますので、その
理由をここに述べます。
平成13
年度決算において、当市は15億607万7,000円を
水道事業会計へ繰り出しております。当初より私はこの浄水場建設問題に疑問を呈し、この議場で再三にわたり議論してきたものであります。この13
年度の
予算執行については特別な思いがあります。
当時、浄水場建設問題は翌年の
市長選挙に最大の争点となっていた時期であります。ましてや、
工事は当初
計画より大幅におくれており、その完成、
供用開始のめどは立っていない状態でありました。
平成13年12
月議会でも、複数の
議員からその
契約に対し疑問の質問があり、
執行部局の
姿勢がただされたわけであります。
私は、いかに決められた
予算であろうとも、
政策が変わる
状況が予測される場合、その
予算の
執行に対して柔軟な
姿勢が求められるべきだと考えております。現在、浄水場問題は新たな
展開を見せておりますが、この13
年度の
予算執行と当
年度内でのできもしない
工事発注が、現在何らかの形で
手かせ足かせになっているのは御存じのとおりであります。税金は
市民の血と汗の結晶であることは言うまでもありません。
予算は、よく周りの
状況を把握して慎重に
執行されねばなりません。したがって、
平成13
年度決算においての15億607万7,000円の
水道事業会計への繰り出しは、
市民のコンセンサスを得られないむだな支出と考えます。
以上の
理由により、私は13
年度決算に対して
反対の意を唱えるものであります。
議員各位の御
理解を求め、私の
反対討論を終わります。
◯三谷
伝議長 24番
村口英子議員。
〔24番
村口英子議員 登壇〕(
拍手)
◯24番
村口英子議員 私は、
日本共産党議員団を代表して、
議案第125
号平成13
年度鳥取市
歳入歳出各
会計決算認定について
反対をいたしますので、
理由を述べます。
今日の深刻な不況のもと、いかに
市民負担を軽減し、
福祉の増進を図るかが地方自治体に求められています。その
観点で、1点目は
市民負担の問題です。
所得の低いほど
負担が多くなる
逆進性が高い
消費税が、
使用料、
手数料合計1億1,000万円課税をされています。
国保事業は、単
年度で1億6,500万円の赤字を出したとはいえ、次
年度の財源も含め、差し引き8億8,600万円も繰り越しています。失業、倒産などで
負担能力を失っている
市民が増大しており、その一部を軽減に回すべきであります。
2点目は、
同和事業であります。特別
対策としての
減免は、
保育料、
下水道受益者負担金、
固定資産税、
都市計画税等々多岐にわたっており、公平、公正な
市政運営に反するものであります。
また、
同和教育などの
人権啓発は、自由な表現を保障し、
行政の
主体性確保のために中止すべきであります。
3点目は、
委員長報告でも指摘されている
県立産業体育館の補修
工事費
負担金問題であります。
我が党は、
負担根拠が不明確であるとして、この当初
予算に
反対をしています。
4点目は、国の責任を少なくし、国民、
市民に
自助努力を押しつけた
介護保険であります。
保険料段階別の
滞納状況を見ても、
市民税非課税世帯がその多くを占めています。低
所得者対策が必要であります。
最後に、
浄水場建設費用について、
市民の
理解と合意を十分得ないまま
一般会計から繰り出されています。
以上、
反対の主な
理由を述べて、
討論を終わります。(
拍手)
◯三谷
伝議長 これで
討論を終わります。
これより、
議案第125
号平成13
年度鳥取市
歳入歳出各
会計決算認定についてを
起立により
採決します。
お諮りします。
本案に対する
委員長の
報告は
原案のとおり
認定するものです。
本案について、
委員長報告のとおり
決定することに
賛成の方は
起立願います。
〔
賛成者起立〕
◯三谷
伝議長 起立多数であります。したがって、
本案は
原案のとおり
認定されました。
日程第3
議案第135
号工事請負契約の
締結について(
提案説明・
質疑・
委員会付託・
委員長報告・
討論・
採決)
◯三谷
伝議長 日程第3、
議案第135
号工事請負契約の
締結についてを
議題とします。
提出者の
説明を求めます。
竹内市長。
〔
竹内 功市長 登壇〕
◯竹内 功市長 それでは、本
臨時会に
提案いたしました
議案につきまして御
説明いたします。
今回
提案いたしました
議案は、
指名競争入札の結果に基づき、
市営住宅西品治北団地建設工事を、大佐古・
谷建・田澤・
ヤマタ共同企業体と
工事請負契約の
締結をしようとするものです。
以上、
提案いたしました
議案の
説明といたします。御
審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
◯三谷
伝議長 これより、
本案に対する
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
◯三谷
伝議長 質疑なしと認めます。
ただいま
議題となっています
議案第135
号工事請負契約の
締結については、
建設水道委員会に
審査を託します。
委員会開催のため、しばらく休憩します。
午前10時23分 休憩
午前10時48分 再開
◯三谷
伝議長 ただいまから会議を再開します。
委員長の
報告を求めます。
建設水道委員長26番
上田孝春議員。
〔
上田孝春議員 登壇〕
◯26番
上田孝春議員 建設水道委員会に付託されました
議案につきまして、本
委員会での
審査の結果を御
報告します。
議案第135
号工事請負契約の
締結については、適切な措置と認め、
全会一致で
原案のとおり
可決すべきものと
決定しました。
以上、
報告を終わります。
◯三谷
伝議長 これより、
委員長報告に対する
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
◯三谷
伝議長 質疑なしと認めます。
これより、
討論に入ります。
討論はありませんか。
(「
なし」と呼ぶ者あり)
◯三谷
伝議長 討論なしと認めます。
これより、
議案第135
号工事請負契約の
締結についてを
採決します。
お諮りします。
本案に対する
委員長の
報告は
原案可決です。
本案について、
委員長報告のとおり
決定することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
◯三谷
伝議長 御
異議なしと認めます。したがって、
本案は
原案のとおり
可決されました。
以上で、本
臨時会に付議されました
議案の
審議はすべて終了しました。
これで、
平成15年第1回
鳥取市議会臨時会を
閉会します。
午前10時50分
閉会
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